入院している患者さまの介護（看護補助）を担当しています。『川崎みどりの病院』は療養型病院で、患者さまの多くが高齢者の方。そのため、入浴・排せつ・食事介助などのケアが必要です。また、介護はチームで行うため、スタッフ同士の協力・連携が欠かせません。現在は介護主任としてスタッフ皆が気持ちよく働けるようにマネジメント業務も行っています。
一方で、新たに開設するグループホーム（認知症の高齢者が、専門スタッフの援助を受けながら少人数で共同生活する介護福祉施設）の管理者になることが決まり、週1～2回は同じグループ会社が運営する有料老人ホームで打ち合わせや介護業務を行っています。

＜病院勤務・日勤の場合＞
8:45｜出勤
9:00｜夜勤スタッフからの申し送り確認、朝礼
10:00｜入浴・排せつ介助など個別のケア、リネン交換
12:00｜昼食の食事介助
13:00｜タイミングをみて、お昼休憩
14:00｜イベントなどがあるときは患者さまに付き添って参加
15:00｜おやつの食事介助
16:00｜排せつ介助など個別のケア
17:00｜終業

私たちは、人生の後半、さらに終わりに近づこうとしている高齢者の方と多く接します。介護とは、その残りの人生を豊かに過ごせるかどうかに関わる、大切な仕事。患者さま・利用者さまのニーズを導き出して、少しでも体が楽になったり、喜んでもらえたりするように、スタッフが心を一つにして取り組むことが最も重要だと考えています。患者さま・利用者さまが笑顔を見せてくれた時は「この仕事を続けていて良かった」と感じますし、対価を頂いているなと思います。
患者さま・利用者さま、またスタッフに対しても心がけているモットーは「話を聞く」こと。患者さま・利用者さまの中には言葉にできない方もいらっしゃいますが、必ず何かしらの訴えをされています。しっかり目を見て向き合い、何をして欲しいのかを的確に汲み取れる存在でありたいですね。
スタッフには積極的に声をかけて話を聞き、面談もこまめに行っています。日勤・夜勤それぞれからの申し送りを丁寧に行い、「チームで介護をしている」という気持ちを常に持ち続けてもらいたいと考えています。

「グループホームの管理者をやってみないか」と上司から声をかけられた時、是非新しいキャリアを重ねたいと思い「はい」と答えました。病院とはまた異なり、認知症を持つ高齢者の方を日常生活からサポートする仕事。業務を覚えるだけでなく、管理者として学ばなければならないことも沢山ありますが、何よりもまず「利用者さまと一緒に、日々の暮らしを楽しみたい」と考えています。また新しいステップで、介護スタッフとして、そして管理者としてのスキルを磨いていきたいと思います。

私自身、未経験から介護の仕事をスタートして、これまで介護福祉士・ケアマネジャーの資格取得支援、技術向上のための研修・教育制度など、さまざまなサポートを受けてきました。また、シフト管理が徹底されていて、残業がほとんどなくゆとりを持って働けるのもこの職場の魅力です。
20～60代と幅広い年齢層のスタッフが集まり、時にはお互いの意見が異なることもありますが、それは「介護をもっとより良くしたい」という熱意ゆえ。思いがあれば、どんどんステップアップしていける環境なので、ぜひチャレンジしてください。